友人、知人や身内に赤ちゃんが産まれるとお祝いを贈りますが、その際に気になるのが「渡す日柄」ではないでしょうか。「大安でなければいけないの？」「渡そうと考えていた日が大安ではないんだけど…」などと疑問に思われる方も多いかもしれません。そこでこの記事では、出産祝いを渡すには大安でなければならないのか、日柄など出産祝いを渡す際の基本的なマナーについてご紹介します。

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出産祝いは「大安」か「友引」に贈ろう

結論から言うと、出産祝いを渡すのに良いとされている日は「大安」か「友引」です。しかし、注意点もあるのでまずは六曜の意味からみていきましょう。

六曜の意味をマスターしよう

六曜とは、日の吉凶を占うもの。カレンダーなどに書かれているのを目にしたこともあるでしょう。元々は中国で時刻の吉凶を占うものでしたが、日本に伝わり太陽暦が採用されてから、新たに今のような吉凶占いとして取り入れられました。六曜の名の通り、種類は先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の6種類です。

友引は時間帯に注意

六曜の意味では、大安は何事にも吉とする日であるため出産祝いを渡すのに最適。次に良いとされているのが、勝負のない日である友引ですが、友引は時間帯によって吉凶の意味合いが違うので注意が必要です。友引は、昼は凶とされているので、出産祝いを渡すのであれば昼時は避けた方がいいでしょう。

「仏滅」と「赤口」は避けるべき

六曜において凶日とされる仏滅と赤口は、出産祝いを渡す日には向きません。最近はあまり日柄にこだわらない人が増えているとはいえ、やはり縁起の悪い日にお祝いを渡すのは避けるべきでしょう。

出産祝いは手渡しか郵送が基本

出産祝いを渡すタイミングは、生後一週間から一か月が目安です。渡し方は、手渡しか郵送のどちらかで贈ります。赤ちゃんの顔を見たいという気持ちはわかりますが、産後まもない時期は赤ちゃんのお世話が頻繁でママにとっても大変な時期なので、手渡しする場合は相手の都合を最優先に考えなければなりません。もし先方に都合を聞いて訪問することになっても、長居はせず、母子の負担にならないよう短時間で切り上げるようにしましょう。

 

遠方に住んでいる場合や都合がつかない場合は郵送で送りますが、顔を見てお祝いを言えない分、心を込めたメッセージを添えると気持ちが伝わりますよ。

もしお祝い事と弔事が重なったらどうする？

もしもお祝い事と忌事が重なった場合は、基本的に忌事を優先させます。お祝いはを改めて贈るようにしますが、もしタイミングが遅くなってしまっても遅れたことを詫びるメッセージを添えれば問題ないでしょう。

日柄よりも優先すべきこともある

出産祝いは縁起の良い日に渡すに越したことはありませんが、何よりも優先すべきなのは赤ちゃんやママの体調です。特に初めての出産の後は、想像以上に体力が消耗するもの。赤ちゃんもまだ免疫力が弱くデリケートな時期なため、ママは精神的にも疲れやすいと言えるでしょう。どんなに日柄が良くても相手の都合が悪ければ遠慮し、先方の様子に合わせて郵送にするなどの配慮が必要です。まずは受け取る相手のことを最大限に気遣い、その上で贈る日を決めるようにしましょう。

出産祝いの基本的なマナーを覚えておこう

出産祝いを渡す日として最適なのは大安か友引。ただし、友引の場合は、縁起が良くないとされる昼時は避けるようにしましょう。また、仏滅と赤口は縁起が良くないとされているので、お祝いを渡す日としては不向きです。手渡しする場合は、母子の体調や都合を最優先に考えるのが一番大切なマナー。せっかくのお祝い事ですから、気分よく受け取ってもらえる状況で渡すよう心掛けましょう。