新しい家族が誕生すると友人や同僚、親戚など様々な人から出産祝いを貰う機会があり、同時に贈り物をしてくれた人達にお返しをすることになると思います。

 

実はその際にも、知っておくべき「マナー」が存在し、代表的なもので「貰ったらすぐにお礼の連絡をする」「産後一ヶ月の内祝いのタイミングで贈る」「いただいた金額の半額までを目安にする」など、押さえておくべきポイントがいくつか存在します。

 

知らず識らずの内に相手に不快な思いをさせないようにこの記事を読んでしっかりと知識を付けておきましょう。

この記事を読むための時間：3分

出産祝いのお返しで覚えておくべき3つのポイント

お返しの際に押さえておくべきポイントは

 

• すぐにお礼の連絡をする
• お返しの時期を守る
• 貰った金額の半額までに抑える

 

の3つです。

それぞれについて詳しく確認していきましょう。

すぐにお礼の連絡をする

出産祝いを貰ったらすぐに電話やメール、SNSなどでお礼の連絡を入れましょう。受け取ったことが相手に伝わりますし、なにより感謝の気持ちをすぐに伝えることで、相手にも「贈ってよかった」と思ってもらえます。物やお金でのお返しは後日でも大丈夫なので、産後で忙しい時期だからと後回しにせずしっかりお礼を伝えましょう。

お返しの時期を守る

お返しのタイミングは産後一ヶ月の「お宮参り」を目安に贈るのがマナーです。地域によっても異なりますが遅くとも2ヶ月以内には贈ることが重要です。

 

産後は何かとバタバタすることも多く、準備に手間取ることもあるかと思いますが

 

• 家族みんなで協力する
• 宅配やカタログギフトなどを使う
• SNSやメールで贈れるギフトカード利用する

 

などの工夫をすることで、負担を軽減する事ができます。しかし、出産をお祝いしてくれた人に対しての贈り物なので、手を抜いたり適当なお返しで失礼にならないように注意しましょう。

貰った金額の半額までに抑える

お返しの予算は貰った金額の半額程度が目安です。もし超えてしまっても問題があるわけではないですが、頂いた金額よりも高額になるのは失礼に当たるため絶対に避けましょう。

 

ただ、お祝いをくれた人との関係性や貰い方によっても金額は変わり、先輩や上司、両親や祖母などから高額なお祝いをもらった場合は、「応援したい」という気持ちが込められている場合もあるので3分の1程度を目安に、もし連名でいただいた場合には人数で割った金額の半額になるように計算してお返しをしましょう。

 

また、贈る相手によって品物がばらばらだと気まずい空気になることもあるので、お返しの金額別にある程度品物は揃えるようにしましょう。

出産祝いのお返しでしてはいけない3つのこと

上記以外にも、

 

• 人伝いのお返し
• 挨拶状が添えられていない
• のしや包装が相応しくない

 

など絶対にNGな行動も存在します。

 

現代では今回紹介しているようなマナーの重要性は薄れてきている傾向もあるので、友人や親戚など親しい間柄であれば気にしすぎなくてもいい場合もありますが、後述する解説を参考に上記の3つは絶対に押さえるようにしましょう。

人伝いのお返し

当たり前ですが、お返しは自分で贈るのが基本です。お祝いをしてくれた事への感謝の気持ちを表す意味も込められているので人任せにせず、必ず誠意を持って自分たちからお返しするようにしましょう。

挨拶状が添えられていない

挨拶状を添えることも重要なポイントです。上司や先輩など目上の方へのお返しは特に注意して、しっかりと文章で感謝の気持ちを伝えましょう。その際に文章中では「お返し」では無く「内祝い」という言葉を使うなど、丁寧な文章を心がけることも大切です。

 

また、友人や両親など親しい間柄で挨拶状が堅苦しく感じてしまう場合は簡単なメッセージカードでも大丈夫なので、きちんと同封するようにしてください。

のしや包装が相応しくない

のしや包装を整え、”丁寧な贈り物”としてお返しをすることも意識しましょう。人間と同じでお返しも第一印象は重要なので「きちんとしたお返し」と受け取ってもらえるように中身だけでなく、外見にもしっかり気を配りましょう。

まとめ

出産祝いは「お祝いしてくれたことへの感謝の気持ち」を相手に伝えるためにあります。くれぐれも、親しい間柄だからといって失礼なことをしてその後の関係が悪くなるようなことが無いように、この記事のポイントを押さえつつ、相手のことを考えながら自分達の気持ちがしっかり伝わるように心がけましょう。